【すぐに実践できる花粉対策】素材からみる花粉が付きにくい洋服とは

【すぐに実践できる花粉対策】素材からみる花粉が付きにくい洋服とは

ちらほらと“花粉”という言葉を耳にするようになってきました。鼻水や目のかゆみ、集中力の低下など日常生活で支障が出てくるので大変ですよね。厚生労働省が公表していますが実に日本人の20%程が花粉症を発症していて、その人数も年々増えていると言います。

 

花粉症対策としてマスクや眼鏡が有効と言いますが、毎日着ている洋服でも対策が出来ます。今回はすぐに実践できる洋服の素材から見る花粉症対策をご紹介したいと思います。

  

 

洋服を選ぶ女性

  

 

 

 

花粉がつきやすい洋服は凸凹した素材

 

花粉が付着しやすい素材

 

環境省が発表している花粉が付きやすい素材です。日中屋外に4時間放置した時の各繊維の花粉付着量を計測した結果になります。綿(コットン)100として見た場合、ウールは約10倍にもなる花粉が洋服に付着しているという事になります。

化学繊維でも約2の付着量ですので、素材を選ぶことが花粉を付着させないという意味で重要になっているのが分かります。

  

  

  

ではなぜウールは付着する花粉量が他よりも飛びぬけた数値になっているのでしょうか。

  

  

それは花粉が凸凹した素材に付着しやすいからです。凸凹した素材には隙間があるためその間に花粉が付着するのです。

 

花粉が付着しやすい洋服例

 

具体的に凸凹した洋服としてウール()のコートやニット、コーデュロイやベロアなど、触れてみても生地時代が凸凹としていますよね。またモフモフして温かく毛足の長いモヘアなども繊維1つひとつの毛に花粉が付着しやすいため、花粉対策としては避けたい素材です。

 

 

 

 静電気は花粉を集めやすい

 

もう一つ花粉が付着しやすい洋服の特徴として、静電気があげられます。

静電気は別名「まさつ電気」とも呼ばれ、物体と物体が触れ合った時に静電気が発生します。簡単に静電気が発生するメカニズムを説明すると以下のようになります。

 

静電気のメカニズム

 

 

全てのモノ、人には同じ数の「プラス電気」と「マイナス電気」が存在し、お互いはバランスを取り合っています。しかし摩擦により「マイナス電気」がどちらか一方へ移動するので、人体は「マイナス電気」か「プラス電気」を帯電()した状態になります。

※帯電:物体が電気を帯びること

  

偏った電気を持った状態で、何かに触ろうとした時、電気同士がバランスを取ろうと移動するため、そこでマイナス電気が移動し、静電気が発生します。

 

 

 

そしてこの静電気は貧血になりやすかったり、肩こりなどの体調不良を引き起こす可能性があると同時に、花粉・チリ・ホコリなどを引き付けるという特徴があるのです。

花粉を洋服に付着させないためにも静電気の発生をおさえる素材を選ぶことが大事になってきますね。

※静電気と人体への影響についてまとめたブログはコチラから

 

  

  

では花粉対策になる静電気の発生を抑える洋服の素材とは何があるのでしょうか。

  

繊維による帯電

  

上記は繊維の帯電列を表しています。繊維にはその種類によってプラスに帯電するのか、マイナスに帯電するのかが分かっていてその相対関係が分かる図です。

右側にあるナイロンや羊毛(ウール)はプラスに帯電しやすく、反対に左側にあるアクリルやポリエステルはマイナスに帯電しやすいです。そして真ん中の麻、綿などは中性という事を表しています。

 

またプラスとマイナスの差が大きいもの同士が触れ合った時ほど強い静電気を発生しやすいということが分かっています。それは日常生活で考えてみると、重ね着が関係しています。重ね着をする洋服の素材を工夫する事によって静電気の発生を抑えることが出来るのです。

 

 

例えば、マイナスの電気をもったポリエステルのシャツの上に、プラスの電気をもった羊毛(ウール)のセーターを着ているとき、着脱の際にパチパチと大量の強い静電気が発生しますよね。

 

また着脱以外にも歩いている時やちょっとした動作時の洋服同士の摩擦でも静電気は発生するので、組み合わせが大事になってくるのです。

 

なので綿や麻などの電気の偏りが少ない天然素材でできた洋服を選び、重ね着をした方が静電気の発生が起こりにくく、花粉なども付着しにくいということが言えます。

インナーとアウターの素材の組合せを見直してみるのも、花粉症対策として効果が期待できそうです。

 

 

ワンラック 9部丈Tee

 

ワンラックが使用している和紙素材は、同じ天然素材である綿とくらべても静電気の発生を抑える力が優れています。また細菌の発生や増殖を抑える静菌性、吸水性、消臭性が高いので、屋外と室内との温度差で以外と汗をかいてしまう春先に嬉しい素材です。

  

ワンラックの9部丈Teeは温かい季節には1枚で、花粉シーズンのまだ肌寒い季節にはインナーとしても大活躍するので夏以外の3シーズン着まわすことができる肌にやさしいTeeです。

  

またお手入れも簡単。ご自宅の洗濯機でネットに入れて通常洗濯をして頂ければOKです。花粉対策として「付着した花粉は落とす」というのも大切ですので、お家で簡単に洗える素材である点も花粉症対策では忘れてはいけないポイントです。

  

花粉症対策にもなる和紙の天然素材でできたワンラックの9部丈Tee

  

  

また親子コーデで合わせられるボーダー柄Tee や

和紙100%で作られたビジネスでもオフスタイルでも合わせやすいシャツ 

  

なども展開中です。

  

  

  

いかがでしたでしょうか。

花粉の季節は始まったばかり。毎日着る洋服だからこそ花粉が付着しにくい素材のアウターや、インナーとの組み合わせも参考にしてみてくださいね。

   

  

  

  

参考URL

・環境省

https://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/2022_full.pdf

Weathernews

https://weathernews.jp/s/topics/201903/080115/amp.html

・東京都クリーニング生活衛生同業組合

https://www.tokyo929.or.jp/column/ware/post_126.php

 

 

 

Back to blog