「新しく服を購入したけど、持っている服との組み合わせが上手くいかない」
こんなことを感じた経験はありませんか?
せっかく買ったお気に入りの洋服なのでいろんなコーディネートを楽しみたいですよね。
こんなときは“シルエット”からイメージしていくとバランスがとりやすく、コーディネートが組みやすくなるかもしれません。
今回はIライン・Yライン・Aラインといったファッションの基本的なシルエットの種類についてご紹介します。
■6種類に分類されるファッションのシルエット
Aラインコート、Aラインスカートなど、アイテム毎の「○ライン」というのは聞いたことがあるかと思いますが、トータルでみるファッションシルエットのラインには6種類が存在しています。
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Iライン
上半身と下半身、どちらのアイテムもボリュームを抑えすっきりとしたシルエットです。上半身はジャストサイズかタイトなサイズ感のアイテムを選び、着丈も短めだとよりすっきりした印象に。
下半身はスキニーパンツやストレートパンツ、ジョガーパンツ、女性ならタイトスカートもIラインを作りやすいです。
更にロング丈で落ち感のあるカーディガンやジレ(ベスト)もIラインを強調できるアイテムです。
まっすぐなシルエットはきちんとした印象やスマートで大人っぽい雰囲気を演出できます。細さが際立つコーディネートなので身長を高く見せる効果も。
ただし、体のラインに沿うような細身のアイテムを選ぶことになるので、人によっては体型にマッチしないこともあり注意が必要です。
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Y(V)ライン
逆三角形のシルエットです。トップスにボリュームを持たせ、ボトムはIライン同様細身のアイテムを使います。
アウターを着る秋冬シーズンはダウンジャケットやニットなどのボリュームのあるトップスが活躍するので取り入れやすいシルエットです。
上半身が大きい方は体型カバーができたり、短めのトップスを選ぶと脚長効果も期待出来たりと、スタイル良くみせることができます。
下半身が気になる方はヒップが隠れる丈のトップスを選び、脚のラインがきれいに見える細身パンツを選ぶとメリハリが出てすっきり見せられます。
カジュアル、スポーティといったかっこいい印象を目指すならYラインがオススメです。
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Aライン
Yラインとは逆に、上半身を細身のアイテム、下半身にボリュームを持たせたシルエットです。
上半身のボリュームを抑えるには、ぴったりフィットする服を選び、寒色やダークカラーなどの収縮色にするとよりすっきり見せることができます。他にもトップスをボトムインする方法も効果的です。
下半身はワイドパンツやバギーパンツ、フレアスカートなどのアイテムがAラインシルエットを作りやすいです。
更にトップスが収縮色の場合はボトムスに白やベージュなど明るい膨張色のアイテムを合わせるとシルエットが際立ちます。
安定感のあるシルエットなので、男性はワイルドな雰囲気に、女性は優しい印象を与えることができます。
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Hライン
上半身・下半身ともにボリュームのあるアイテムで組み合わせます。
オーバーサイズなアイテムは体型を選ばないですし、近年ビッグシルエットがトレンドに上がることが多いので、少し上級者向けかもしれませんがお洒落でラフな印象になります。
アイテムの選び方によっては着太りしてしまうこともあるので、衿元などのディテールや色など自分に似合うすっきり見えるアイテム選びを心がけましょう。
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Oライン
Hラインのような上下ビッグシルエットのOラインですが、テーパードパンツやサルエルパンツなどの足首に向かって細くなる曲線的なシルエットです。
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Xライン
ウエストをシェイプし、ボトムスは裾に向かって広がるシルエットです。
上下セパレートでコーディネートする場合はトップスをボトムインしたり、ワンピースやトレンチコートはベルトなどでウエストマークしたりすると作りやすいです。
■初心者でもすぐに取り入れやすいシルエットはI、Y、Aライン
様々な種類のシルエットをご紹介しましたが、そのなかでも初心者でも取り入れやすいシルエットが【Iライン】【Yライン】【Aライン】です。
特にIラインとYラインはどちらも細身のボトムを選ぶので着回しがしやすいというメリットも。
細身のボトムはトップスの丈は長くても短くてもバランスがとりやすいです。Aラインはワイドなボトムを着用するので、そのボトムのボリューム感や丈の長さによって合うトップス/合わないトップス、ボトムインするのかしないのかなど微調整が必要になりますが、試着して鏡を見ながらベストなバランスを見つけましょう!
■より上級者に見えるシルエットでおしゃれ度をあげてみよう
近年ワイドシルエットのファッションがとても多く見られ、ずっとトレンドとして挙がっています。
少し上級者向きでもありますが、購入時にしっかり自分に似合うサイズ感のアイテムをチョイスしていくとコーディネートの際もバランスを取りやすいです。
ただ大きめの服を選ぶのではなく、トップスだと肩が広く落ちる形(ドロップショルダー)や、着丈は長すぎるとだらしなく見えるのでジャストの丈を意識して選びましょう。
ボトムはウエストサイズで選ぶと、履いたときにヒップがきつかったりポケットの位置でも見え方が変わったりするので、場合によっては大きめを選んでベルトでウエストを調整する程度のサイズ感でも良いです。
いかがでしたでしょうか。
服を選ぶときに色や柄、デザインに目が行きがちですが、今後はコーディネートしたときのシルエットをイメージして選んでみてもいいですね!
ぜひ参考にしてみてください!
※コチラの記事もオススメ!合わせて読みたいファッション知識
参考URL
・D Collection
https://www.clubd.co.jp/mensfashion/post-6460snk1/
・織田ファッション専門学校
https://fashion.oda.ac.jp/column/2062/
・ヒカリモノガタリ
https://www.hikarimonogatari.com/2022/01/17/ladies-fashion-silhouette/
・初心者ファッション塾
https://www.yaoki-fasnavi.com/technique-3silhouette/
・K2J