季節問わず世界中で愛され続けているデニム。
国産デニムは誕生から日は浅いですが、日本人職人のきめ細やかな作りが魅力のデニムです。高品質で色染めや縫製が丁寧なところなど、世界的みても品質には定評があります。
今回はデニムブランド第2弾として日本のブランド5選をご紹介したいと思います。
■日本独自に進化を続ける日本デニムとは
Evisu(エヴィス)
日本発祥のEvisuは、1991年に大阪で設立されました(現在は滋賀県が本店)。独自のデザインやユーズド感ある加工が特徴で、バックポケットに独特のカモメマークが付いたデザインたが有名です。ペンキを使い手書きで描かれるカモメマークは1990年代に大ヒットし、多くのファッション好きが持っている1本となりました。
伝統的な技術とモダンなアプローチを組み合わせた独自のスタイルが特徴です。
Momotaro Jeans(桃太郎ジーンズ)
日本デニムの生産地で有名な岡山県のトレードキャラクターを連想させる桃太郎ジーンズは2006年に誕生しました。
染色にこだわったデニムを製造し「世界で最も濃い」とも言われるインディゴ染めでも有名です。
世界のデニム市場を見ても染色の難しさから、化学薬品染色でない天然のインディゴ染めをしているブランドはわずか。
また日本の伝統的な工芸技術を取り入れていて、特にシンチバック(サスペンダーのバックル)やペンポケットのデザインが特徴で、高い品質と緻密なディテールにこだわっています。
Pure Blue Japan(ピュアブルージャパン)
Pure Blue Japanは、1997年に岡山県にて誕生し、独自のデニム素材と独創的な染色技術を駆使しています。
ブランド名も藍染の"青"への情熱からつけられたとか。
特に天然の藍(あい)染めを使用したアイテムが人気で、時間とともに色落ちして風合いが変わるのが魅力です。染色、織り、縫製、加工、全ての工程を国内製造で作られるこだわりの1本です。
The Flat Head(ザ・フラットヘッド)
The Flat Headは、ヘビーオンスデニムと呼ばれる厚手のデニム素材を得意としています。アメリカンビンテージショップから独立したブランドとして1996年、長野県にて誕生しました。
1940〜60年代のビンテージデニムの要素を取り入れながらも、ビンテージの大きさを日本人の体型に合わせたデニムが大きな特徴です。
通常14回程度のインディゴ染めを24回も行い、使っていくうちに深みが出るデニムに仕上げています。
着れば着るほど味が出るデニムの良さに加え、オリジナルになるのも人気要素の一つです。
Samurai Jeans(サムライジーンズ)
Samurai Jeansは、1998年に大阪で誕生した日本らしさを全面に散りばめたデザインが特徴のデニムブランド。厚手の生地と特殊な染色技術により、カジュアルからワークウェアまで幅広いスタイルを提供しています。
パッチの特徴的なデザインをはじめ、刀耳セルビッチや鉄製松ノ木ボタン、銅製銭型リベット、諸行無常スレーキといった和のテイストをふんだんに取り入れた1本は個性的なデザイン好みの方に選ばれています。
いかがでしたでしょうか。
日本で作られる国産デニムは海外デニムと違い、きめ細やかな縫製やオリジナリティの高いデザイン、また日本人体質に合ったサイズ感など独自に変化してきた背景があるのですね!
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