紫外線、花粉、新生活など春も肌トラブルが多い季節。原因と対処法をご紹介

日差しが温かく、少しづつ春の訪れを感じられるようになってきました。

過ごしやすい気温になるとお散歩やお出かけをしたくなりますが、春は花粉や新生活への始まりと言うのもあり、実は肌トラブルが多い季節です。

  

今回は春に起きる肌トラブルの原因と対策方法についてご紹介したいと思います。

新しい生活や環境になり出会いの季節でもある春の参考にしてみてくださいね。

  

 

　

　

■春の肌トラブルの原因は花粉、紫外線、寒暖差、ストレス

　

乾燥シーズンとも言われている秋冬に続き、春も肌トラブルが起きやすい季節です。その主な原因として４つのことが挙げられます。

 

　

• 花粉やホコリ

２～４月はスギ花粉が飛散することから、花粉症に悩まれる方も多いです。鼻水やくしゃみ、目のかゆみなどが主な花粉症の症状と言われていますが、目のごろつきから目を掻いたり、鼻水をふき取るために鼻をかむ行為で皮膚はダメージを受け、知らないうちに傷ついていることも。

その目には見えない傷口に花粉やホコリが付着し、さらに痒みをひきおこす場合もあります。

 

• 紫外線

春になるにつれて日照時間が長くなり、日中はぽかぽかと気持ちいい気温になりますが、紫外線量も夏に向けて月毎にじりじりと増えていきます。

　

　

気象庁が発表している日最大UVインデックスグラフです(地点：東京)。やはり真夏になる７月が一番紫外線量も増えていますが、２月から徐々に紫外線量が増えているのが分かります。

真夏には日傘や日焼け止めをされる方も多いですが、グラフからみても分かる通り３月くらいから紫外線対策が必要になってきます。

 

多量の紫外線にあたるとお肌のハリや弾力のもととなる細胞を破壊したり、メラニンを増やしシミの原因になるとも言われていますので日焼け止めは必須かもしれませんね。

 

 

• 寒暖差

春は朝晩の冷え込みと日中との寒暖差が大きい季節。また寒い日もあれば温かい日もあったりと大きな気温の変化で肌のバリア機能が低下しやすい時期でもあります。

また春は移動性の高気圧が乾いた空気を運んでくるため、秋冬に引き続き空気が乾燥した状態が継続します。さらに春は冬に比べて気温が温かいため、水分が蒸発しやすくさらに乾燥しやすいので、実は冬と同じくらいに乾燥する季節です。

 

 

• ストレス

春は新しいスタートの季節。新入学や新生活で始まりを迎える方が多く、新しい環境でいつも以上に緊張したり不安になることもあります。旦那さんの部署移動やお子さんの進級などご家族の環境の変化によるストレスを抱える方もいらっしゃるでしょう。

また上記でお話したように、紫外線や寒暖差もプラスの要因となり、肌トラブルが引き起こしやすくなります。

 

人は不安を感じると無意識のうちに「なだめ行動」という仕草をする癖があります。人によりその行動がは異なりますが、無意識に髪の毛や鼻、頬を触ったり、唇をかんだりと肌を傷つけてしまう場合もありますので、ご自身が気が付いていないうちに少しづつ肌にもストレスを与えている可能性があります。

 　

　

　

　

■春の肌トラブルに対応するには、正しい洗顔、保湿

　

乾燥や紫外線、ストレスが原因による春の肌トラブルにはどのように対処すればよいでしょうか。

大事な点は２つあると言います。

 　

• 正しい洗顔

油分が多めのファンデーションやメイク用品、ヘアケアオイルなどを使用していると、その分花粉やホコリが付着しやすくなりますので、毎日キチンと落としましょう。

 　

キレイに落とすためにも「正しい洗顔」が欠かせません。

誤った洗顔方法を続けていると逆に皮膚を傷つけ続けてしまう可能性もあります。

 　

正しい洗顔のポイントは６点

 　

①こすらない

②洗いすぎない

③目の周りなど皮膚が薄い箇所は指で軽くなでる程度にする

➃熱いお湯で洗わない(38℃前後を推奨)

⑤シャワーを顔に直接あてて落とさない(水圧で肌がかさつく可能性あり)

⑥髪の生え際、眉間、鼻の横など、すすぎ残しの多い場所もしっかり落とす

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　※Arougeより引用

 　

 　

メイク落としであるクレンジングでもポイントは同じです。肌をこすらないために少量ではなくたっぷりの量を使い、長時間クレンジング剤を肌にのせつづけないことも大切です。

　

　

• 保湿

正しい洗顔の後は、しっかり保湿をしましょう。

保湿はバリア機能をサポートする働きがあります。

　

　

 

バリア機能が正常なお肌では、外部からの刺激に対しても対抗する事ができるので健康的な肌の状態を維持しやすくなります。反対にバリア機能が低下してしまった肌では、花粉や紫外線、チリなどの外部刺激に対して対抗する事が出来ず、さらなる肌トラブルを引き起こす可能性が高くなります。

 　

保湿も「化粧水をつけて終わり！」ではなく保湿クリームや乳液なども使用し、しっかり肌の皮膚内部へ水分が浸透するように工夫しましょう。