梅雨の季節。雨の休日に、美術館へ出かけてみてはいかがでしょうか。美術館は屋内であるだけでなく、芸術作品に触れ、新たな視点を得ることができるスペシャルな場所です。
今回は前回に引き続き東京近郊のおススメ美術館展についてご紹介したいと思います。6月中に終了してしまう注目の美術展です、ぜひ今週末のご予定にチェックしてみてくださいね。
■雨の日でも楽しめる美術館
美術やアートが好きでなくても、雨の日はあえて美術館に行くのもオススメです。ゆっくり1つの作品をみるのもいいですし、併設されているカフェやミュージアムショップをのぞくのも、新しい刺激になり趣味が増えるかもしれませんよ!
■6月中に終了する、注目の美術展
もうすぐ終了間近ですが、注目されている美術展をピックアップしてご紹介します。
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妙に後ろ髪をひかれる奇妙な絵。少し怖くてかわいい魅力たっぷり
ちょっと不気味… だけどかわいい…
独特の世界観で世界中にファンがいるエドワード・ゴーリー展が渋谷の松濤美術館で開催中です。
アメリカの絵本作家エドワード・ゴーリー(1925-2000)。絵本作家としてだけでなく挿絵、舞台、衣装のデザイン、演劇やバレエのポスターなどさまざまな作品を世に残しています。
そんな中、本展覧会では彼が亡くなった後に作られた記念館:ゴーリーハウスで開催されてきた企画展から「子供」「不思議な生き物」「舞台芸術」などのテーマを軸に約250点もの作品が展示されていると言います。
全体的に白と黒の絵が多いゴーリーの作品は、ちょっと不気味だけどなぜか見入ってしまう、とても繊細なタッチの作品たちです。絵本向けに描かれた作品ですが、大人がはまってしまうのも納得かも!?!
【エドワード・ゴーリー展の詳細】
会期:2023年4月8日(土)~6月11日(日) ※まもなく終了!!
開館時間:午前10時~午後6時(金曜のみ午後8時まで)
料金:一般1,000円、大学生800円、高校生・60歳以上500円、小中学生100円
(土・日曜日、祝休日は小中学生無料。毎週金曜日は渋谷区民無料。団体割引きあり)
休館日:月曜日
公式サイト・松濤美術館:https://shoto-museum.jp/exhibitions/199gorey/
※※土日は非常に混雑しているとの事ですのでご注意下さい
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「愛」をテーマにした作品が一堂に集結。芸術家たちの「愛」の表現に触れてみる
世界的に有名なパリのルーブル美術館から「愛」に関する作品が日本に集結しました。ヨーロッパの著名画家たちがどのように「愛」を表現してきたのか、その遍歴や特徴をじっくり観察してみても面白いでしょう。
ギリシア・ローマ神話を題材にした作品や、現実の人間世界にある「愛」の違いなど16世紀から19世紀半ばまでの主要画家たちの名画73点が飾られている展示会です。
恋人たち以外にも結婚記念日のデートなどにも良さそうですね!
【ルーブル美術館展の詳細】
会期:2023年3月1日(水)~6月12日(月) ※まもなく終了!!
開館時間:午前10時~午後6時(毎週金曜・土曜は午後8時まで)
料金:一般2,100円、大学生1,400円、高校生1,000円
休館日:毎週火曜日
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/love_louvre/highlight/
会場:国立新美術館
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洗練されたファッションイラスト。墨で描かれた一発勝負の作品たち
おしゃれでかわいい女性達、一度は目にしたことがあると思うファッションイラストレーター森本美由紀(1959-2013)の作品たちは、没後10年経ったいまでも人気の作品です。
失敗が許されない墨と筆で描かれた森本の作品は、洗練されたファッションイラストレーションとして、他の類をみない作品ばかり。
本展示会ではなんと「撮影OK」というのも他の展示会とは異なる点です。自分のお気に入りの作品の原画を撮影できるなんて嬉しいですね。オリジナルグッツも販売されているようなので、ファッション好き、雑誌好き、イラスト好きの方には必見かも。
【伝説のファッション・イラストレーター 森本美由紀展の詳細】
会期:2023年4月1日(土)~6月25日(日) ※6月中に終了!!
開館時間:午前10時~午後5時
料金:一般1,000円、大・高生900円、中・小生500円
(竹久夢二美術館もご覧いただけます)
休館日:月曜日
公式サイト:https://www.yayoi-yumeji-museum.jp/yayoi/exhibition/now.html
会場:弥生美術館
いかがでしたでしょうか。
今しか見れない貴重な作品たちばかり!
まもなく終了となる美術展ですのでHPをチェックしてみてくださいね!