【100周年のフェンディ】日本で愛され続ける魅力と歴史

【100周年のフェンディ】日本で愛され続ける魅力と歴史

イタリア・ローマ発のラグジュアリーブランド「フェンディ(FENDI)」が2025年に100周年を迎えます。創業以来、フェンディは革新的なデザインと職人技を融合させ、洗練されたエレガンスを提供し続けています。

今回はフェンディの歴史や魅力について簡単にご紹介です。これを読めばフェンディが長く愛され続けてきた理由なども分かるかも!?!

 

1925年にローマにて誕生。繁栄には5人娘達の活躍も

 

フェンディは1925年、ローマでアデーレとエドアルド・フェンディ夫妻によって設立されました。元々は高品質な毛皮と皮革製品を扱う小さな店からスタートしましたが、その卓越した品質とデザインにより瞬く間にローマ中で評判になりました。

 

1946年には、フェンディの5人の娘たちが家業に携わり、ブランドの成長に大きく貢献します。特に次女のカルラ・フェンディがクリエイティブなディレクションを担当し、1950年代にはイタリア国内でフェンディはファッション界の革新を象徴する存在となりました。伝統的な技法を使用しながらも新しいデザインに挑戦するブランドとして世界をリードしていきます。

 

 

FFロゴの誕生

 

フェンディと言えば“FF”ロゴは欠かせない存在です。

フェンディの世界的な名声を決定づけたのが、1965年に当時無名だったカール・ラガーフェルドをクリエイティブディレクターとして加えたことです。 ラガーフェルドの手によって、フェンディは従来の毛皮製品に対​​する革新的なアプローチを採用し、軽量で柔軟な素材使いを特徴とする「モダンファー」を発表しました。

 

さらに、ラガーフェルドはフェンディの象徴ともいえる“FF”ロゴをデザインしました。このダブルFの意味、ご存じでしょうか。「毛皮を楽しんで」の意味である「Fun Fur」の頭文字を取りつけられたとか。遊び心と革新性がうまく表現されていますよね。FFロゴは、瞬く間に世界中で大人気となり、ブランドのアイコンとして広まっていきました。

 

 

■日本におけるフェンディの人気とアイコンバッグ

 

フェンディは1980年代に日本市場へ進出し、特に1990年代から2000年代にかけて、日本で圧倒的な人気を博しました。 日本のファッションシーンにおいてフェンディは「モダンでありながらタイムレスなエレガンス」を象徴するブランドとして、多くのファッション愛好家に愛されてきました。

 

特に日本で人気の高いアイテムは、フェンディのアイコンバッグ「バゲット(Baguette)」です。 パンを抱えるように脇に挟んで持つスタイルが由来となっているバゲットは、1997年に発表されたサラ・ジェシカ・パーカーが主演するドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」で話題となり、一気に注目されました。肩にかかる小さながサイズも特徴的で、デザインバリエーションが魅力です。

 

また、英語で「いないいないばあ」を意味する「ピーカブー(Peekaboo)」やカスタマイズが楽しめる「キャナイ(Kan I)」のような他のアイコンバッグも、日本人のバッグ愛好者にとって欠かせない存在となっています。

 

 

100周年に向けたトピックとイベント

 

2025年の100周年に向けて、フェンディは記念イベントや特別なプロジェクトの開催を予定しています。

具体的な内容はまだ明かされていないが、20252月にミラノファッションウィーク中に開催する男女合同ショーで創業100周年の幕開けを飾ることが発表されています。またフェンディのアトリエが位置するスパッツィオ・フェンディの再オープンにあわせてショーを行う予定とのことで、これから情報がアップデートされていきそうですね。

 

また、過去のアーカイブにインスパイアされた限定アイテムや、これまでに人気を博したアイコンバッグの復刻版が登場する可能性もあります。 特に「バゲット」や「ピーカブー」といったフェンディの象徴的なバッグが100周年限定デザインでリリースされることも期待できるのでは?!?

 

 

 

いかがでしたでしょうか。

2025年に創業100周年を迎えるフェンディ。9月に行われた2025SSコレクションでもより可愛らしくガーリーなアイテムが登場するなど、若い世代からの注目も続いていきそうです。伝統的な技法を使いながらも新しいデザインに挑戦し進化を続けていくフェンディ、2025年はより見逃せないブランドになりそうですね!

 

 

 

参考URLFENDI / WWD 

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