コーヒー

コーヒー派?紅茶派?身体に良いと言われるコーヒーと紅茶のメリットを紹介。

寒くなってくると恋しくなる温かい飲み物!

コーヒー、紅茶、ココアなど寒い日の定番です。また目覚めの1杯としてコーヒーや紅茶を習慣的に楽しまれている方も多いのではないでしょうか。

 

コーヒーも紅茶も「1杯の習慣から健康に」なんて言葉を耳にしたことがありますが、具体的に何が身体によいのでしょうか。今回はコーヒーと紅茶のメリットについてご紹介します。

 

コーヒーとパソコン

 

集中したい30分前に飲むのがいいコーヒーや紅茶。コーヒーの具体的な効能とは。

ブラックやカフェオレなど、11杯はコーヒーを飲んでいる方も多いのではないでしょうか。そんなコーヒーの効能について成分からご紹介します。

 

全日本コーヒー協会が発表しているデーターによると、コーヒーの主な成分は以下の通りです。

 

珈琲豆焙煎後の成分図

 

全多糖類が3割ほどを占めているのですが、コーヒーの代表的な成分として言われるのがカフェイン、ポリフェノール ですよね。

ではそのカフェインとポリフェノールには一体どんな効能があるのでしょうか。

 

 

  • カフェイン

カフェインはアルカロイドという化合物の仲間。コーヒー以外にも紅茶、お茶、ココア、コーラーなどにも含まれている成分で、覚醒作用や解熱鎮痛作用の効能があり、医薬品としても使用されています。

 

 カフェインの含有量比較

 

カフェインの効能としては

・眠気覚まし

・利尿作用

・疲労の回復

・運動能力の向上

・交感神経を刺激する覚醒作用

・体脂肪の燃焼促進

などが上げられ、会議や試験前にコーヒーを飲むと、集中力を高め本番にのぞめるなどのメリットが上げられます。カフェインは摂取してから30分ほどで脳に到達すると言われているので、集中したい30分前に飲むのがおススメですね。

 

 

  • ポリフェノール

ポリフェノールとは植物が作り出す抗酸化物質。コーヒーにはクロロゲン酸と呼ばれるポリフェノールが含まれています。コーヒー以外にも赤ワインのアントシアニン、ココアのカカオポリフェノールなど、全てポリフェノールの仲間です。その種類は5000種とも言われており野菜や果物にも含まれています。

 

ポリフェノール含有量比較

 

ポリフェノールの効能としては

・糖尿病、肝疾患(肝がん、肝硬変)、ガンなどの発症リスク低減

・抗酸化作用により生活習慣病(動脈硬化、心筋梗塞)の引き金防止

・肥満抑制、脂肪代謝調整作用

・口臭抑制作用

などが上げられ、活性酸素による酸化を防いでくれる抗酸化作用の働きが大きく影響しています。過剰な活性酸素は細胞や遺伝子を傷つけ、ガンの一因にもなると言われているため、ポリフェノールによる抗酸化作用はとても大事な働きを担ってくれているんですね。

 

紅茶とおやつ

 

コーヒーとよく似ている成分の紅茶。コーヒーも紅茶も過剰摂取は逆効果にもなるのでほどほどよく楽しもう。

 

静岡県内の絶景の茶畑テラスを運営している「茶の間」のサイトによると、紅茶の主な成分としては

・タンニン

・カフェイン

・テアニン

が上げられています。

 

 

  • タンニン

ポリフェノールの一種。

効能などは上記のポリフェノールの効能とほぼ同じような機能が考えられます。ポリフェノールの効能の一つとして「鉄分の吸収を穏やかにする作用」が上げられるのですが、食事後の30分以内にポリフェノールを摂取すると、体内に吸収されるはずだった鉄分量が減ってしまう恐れもあるようです。

貧血気味の方、積極的に鉄分を摂取されたい方は、コーヒーや紅茶などを飲む時間も考えておくといいかもしれませんね!

 

 

  • カフェイン

こちらも上位の説明と同様の作用があるようです。

またカフェインには過剰摂取による中毒性があるというのもよく耳にしますよね。近年ではカフェインを多く含んだエナジードリンクも販売されていますが、過剰摂取はめまいや吐き気、不安や不眠などの症状を引き起こす場合もあります。特に妊婦さんの場合、胎児への影響も考えられていますので、適量で楽しむ程度がよいとされています。

 

 

 

  • テアニン

タンパク質に含まれるアミノ酸の一種。

血圧の上昇を抑えることや脳・神経機能の調整に効果があると期待されています。

 

コーヒーと浜辺

 

101日はコーヒー記念日、111日は紅茶の日。

ここでひとつコーヒーブレイク()

さまざまな記念日がありますがコーヒーや紅茶にも記念日があることはご存じでしたでしょうか。

「コーヒー記念日」は101

「紅茶の日」は111日 

と制定されています。

 

コーヒー記念日が101日の理由としては、秋冬にコーヒーの需要が増えてくること、またコーヒーの新年度が始まるのが10月からというのがあります。

 

紅茶の日が111日の理由はロシアでの茶会が関係しています。1790年代に海難にあいロシアに漂着した日本人の船主達は、10年間も帰国の許可が下りませんでした。その間、ロシアの上流階級に広まりつつあったお茶会(紅茶を楽しむ会)に招待されたそうです。日本人が初めて外国での正式なお茶会で紅茶を飲んだ事を記念し、「111日を紅茶の日」と定めたそうです。

 

また現在では「ヌン活」(ホテルやラウンジなどでイギリス発症の文化“アフタヌーンティー”を楽しむ活動のこと)も流行り、自宅で楽しむコーヒータイム以外にも、皆で楽しむコーヒーや紅茶の新しい楽しみ方が広がっていますね。

 

 

 

 

いかがでしたか。

1杯のコーヒーや紅茶を毎日飲むことは身体にいい」とは聞いていましたが、成分から詳しくみていくと、より詳細がわかり面白いですね。しかしカフェインやポリフェノールにも過剰摂取には注意が必要ですので、取り過ぎにはご注意くださいね。

コーヒーは15杯程度、紅茶は14杯程度がいいと一般的に言われていますので、参考にしてみてください。

 

 

 

 

参考URL

・全日本コーヒー協会

https://coffee.ajca.or.jp/webmagazine/library/facts/#000048

・全日本紅茶協会

https://www.tea-a.gr.jp/knowledge/tea_day/

・茶の間

https://changetea.jp/article/know/effect-of-black-tea/

・農林水産省

https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/risk_analysis/priority/hazard_chem/caffeine.html

 

Back to blog