2025年のファッションシーンで再注目されているのが「バックチャーム」。2024年の終わり頃から勢いを増し、さらに進化した形で私たちのバッグに華やぎを与えています。
プラダ、ヴィトン、フェンディといったラグジュアリーブランドもユニークなバックチャームを発表し、ファッション愛好家の間で大きな話題となっています。では、なぜ今バックチャームがこれほど注目されているのか?背景や楽しみ方について掘り下げていきましょう。
■バックチャームが再燃する理由とは?
チャームを大量につけたバックが火付け役
近年の流行の火付け役ともいえるミュウミュウ(MIU MIU) 。2023年10月に開催されたミュウミュウの2024年春夏コレクションではバックに大量のチャームをつけたものが発表され、ファッション界に新しい息吹をもたらしました。
この遊び心たっぷりのスタイルは、多くの人に受け入れられ、個性を強調する新しいアイコンへと発展してきました。
さらに加速の要因となったのは2024年夏に開催されたコペンハーゲンでのストリートスタイルです。 おしゃれに敏感な女性たちから、自分のバッグにぬいぐるみチャームを取り入れる姿が多く見られました。「自分らしさをプラスできる」「カジュアルと高級感のバランスが絶妙」といった声も聞こえ、バックチャームの可能性を再確認させる場となったのです。
■バッグの印象を簡単に変えられる!バックチャームの魅力
バックチャームの最大の魅力は、「バッグを買い換えなくても新しいスタイルを楽しめる」点にあります。例えば、以前から持っている高価なバッグにチャームを変えるだけでシーズンに合ったスタイルやその日の気分に合わせたコーディネートが可能です。
各ラグジュアリーブランドからも王道のロゴデザインに加え、愛らしくウィットにとんださまざまなチャームが登場しています。
例えば、ヴィトンからはもこもこと冬らしいヴィヴィエンヌや、ポーチを大事そうに抱えている猫のぬいぐるみチャームなどが登場。
プラダからもさまざまな衣装を着た熊のぬいぐるみやレザーやバックを印象付けるRobotのチャームなどが登場しています。
さらにフェンディーからはとてもユニークで遊び心あふれるポテトやバナナのチャームも。おにぎり型のバックなども展開されているので、思わず話しかけたくなるアイテムばかり。
■2025年のトレンドは「じゃらじゃら感」
ここで注目したいのが、2025年のバックチャームの新しい使い方。これまでは1つだけチャームをつけるのが主流でしたが、これからは「じゃらじゃら」と複数のチャームを組み合わせてつけるスタイルがトレンドになりそうです。
例、ミニチュアバッグ型のチャームに、パールチェーンやタッセルをプラスして、リッチな重なり感を演出。バッグの形を思い切ってカラフルに飾るこのスタイルは、さりげないアクセントから一歩進んで、バッグ独特をアートピースのように楽しむ新しい表現方法と言えます。
複数チャームをつけるなら、バックとチャームの大きさのバランスを気を付けるのもお忘れなく。また季節毎にチャームを変えて楽しむのと、同じバックでも印象が変わり1年中楽しめそうですね。
いかがでしたでしょうか。
バックチャームは、ファッションの中で自己表現を楽しむ手軽な方法の一つです。2025年は、バッグに華やかさや遊び心を加えながら、複数のチャームを組み合わせたスタイルで自由な表現を楽しむのもよさそうですね。