そろそろ春物が気になる季節。春の定番アイテムといえば“シャツ”ですが、ここ数年のデニムブームという事もあり、注目されているのが「ダンガリーシャツ」。デニムと似ていますが厳密にいう違うとか!?!今回はそんなダンガリーシャツについて深堀してみたいと思います。
デニムと似ているけど違う、ダンガリーシャツとは?
ダンガリーシャツとは、「ダンガリー」と呼ばれる生地で作られたシャツのことを言います。ダンガリー生地は縦糸に白糸、横糸に色糸を用いた綾織りで、見た目はデニムに似ていますが、デニムとは糸の使い方が逆である点が特徴です。そのため、ダンガリーシャツはデニムシャツに比べて色が淡く、また生地自体もデニムより柔らかいため全体的に軽い印象を与えます。
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春夏には流行り白シャツも捨てがたい!
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ダンガリーシャツの歴史
「ダンガリー」という名前は、インドの「ダン(グリダングリ)」という地域で作られていた生地が起源とされています。(諸説あり)
この生地は、最初は作業服として使用されており、その丈夫さと快適さから広く普及されました。その後、ファッションアイテムとしても親しまれ、現在ではカジュアルからきれいめスタイルまで幅広く活用されています。
デニムも始まりは炭鉱場での作業服から来ていることから、起源も似ていますね。
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デニムの誕生についてはこちらから
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ダンガリーシャツといえばこのブランド
ここでは、ダンガリーシャツで特に有名な3つのブランドをご紹介します。それぞれのブランドが持つ歴史や特徴、作りの違いに注目してみましょう。
■リーバイス
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デニムブランドとして世界的に知られるリーバイスは、ダンガリーシャツの分野でも高い評価を受けています。 特に「クラシックウエスタンダンガリーシャツ」は、ウエスタンヨークや両胸のポケット、スナップボタンなど、ウエスタンシャツの基本ディテールを活かしたクラシックなデザインが特徴です。タイトなシルエットで都会的な着こなしにもマッチし、デニムやチノパンとの相性も抜群です。
■ラルフ・ローレン
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アメリカントラッドを代表するラルフ・ローレンは、上質なダンガリーシャツを展開しています。シンプルで洗練されたデザインが多く、ビジネスカジュアルやきれいめカジュアルにも取り入れやすいのが魅力です。高品質な素材と丁寧な縫製により、長く愛用できる一着となっています。
■ギャップ
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手頃な価格で高品質なカジュアルウェアを提供するギャップも、ダンガリーシャツの人気ブランドの一つです。 ベーシックなデザインからトレンドを取り入れたものまで幅広く展開しており、様々なスタイルに合わせやすいアイテムが揃っています。 柔らかな生地感と着心地の良さが特徴で、デイリーユースに最適です。
上記3ブランド以外からもオリジナルデザインのダンガリーシャツがでていますが、2025年SSとしてダンガリーシャツを選ぶなら、ゆったりめのビックサイズがおススメです。細見のパンツが再来しているとファッションキーワードとしても注目をされていますので、ゆったりめのダンガリーシャツ×細見のパンツ ルックが今年の主流スタイルになりそうですね。
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世界的なデニムブランドをご紹介
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何回着たらお洗濯?お手入れ方法をご紹介
肌着でもビジネスシャツでもない、アウターでもないダンガリーシャツなので何回着たらお洗濯するのがよいのでしょうか。
温かくなってきた春夏では汗をかく頻度も上がりますので3~4回着たら洗濯するのがよいでしょう。反対に秋冬シーズンでは5~6回着たら洗濯くらいがお洗濯頻度の目安です。
洗濯機を使う際は、型崩れ防止として裏返してネットに入れ、30℃以下の水でおしゃれに着用 洗剤を使い、弱水流や手洗いモードで洗うと色落ちや傷みを防げます。布製品は洗濯物同士の摩擦によってもダメージを受けますので、ご注意くださいね。さらに干す際はハンガーにかけ陰干しし、軽いシワを伸ばしておけば型崩れしにくくなります。アイロンが必要な場合は中温(140~160℃)でスチームを使うと綺麗に仕上がります。正しいケアをすることで、お気に入りのダンガリーシャツを長く楽しめますね。
いかがでしたでしょうか。
春や秋の柔らかい気候の時、ダンガリーシャツはファッションをより楽しめるアイテムのひとつです。ユニセックスのデザインでもあるので、メンズものを購入してゆったり目で着るのもいいですね!