SDGs、サステナブル、アップサイクルなど近年よく耳にするようになったキーワードってありますよね。来年2025年はSDGs目標が定められてから10年目の年に当たります。
今回はSDGsが定められてから2024年の現在までに、ファッション業界で起きた変化についての第2弾「海外編」です。日本よりもサステナブルな意識が高い海外ではどんな変化が起きたのでしょうか。
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【環境】SDGs目標が掲げられてから2024年までにファッション業界に起きた変化~日本編~
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■海外のファッション業界の変化
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大手ブランドの取り組み
海外の大手ファッションブランドも、SDGsに向けた取り組みを進めています。
![H&M](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0656/6812/0809/files/1_e645a5d6-e576-4721-9279-f09f0b4b6eed_600x600.jpg?v=1716474206)
例えば、H&Mは2019年に「コンシャスコレクション」を発表し、オーガニックコットンやリサイクルポリエステルなどの持続可能な素材を使用した製品ラインを展開しています。また、H&Mは2025年までに100%持続可能な素材を使用する目標を掲げています。
洋服だけでなく生産過程で生じる不要となった鉱物資源を元にリサイクル真鍮などをつかったアクセサリーやサングラスも展開中です。
ファストファッションとして一大ブームを起こしたH&Mですが、サステナブルブランドとしても地位を高めていますね。生産工程の多さや流通量の少なさもあり、サステナブルな製品は高額になりがちですが、手ごろな価格で購入できるのは、消費者として嬉しいですよね!
![Nike](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0656/6812/0809/files/2_c4282aaf-ddec-4d5d-9994-fc31d11aa85f_600x600.jpg?v=1716474206)
ナイキは「Move to Zero」というキャンペーンを展開し「二酸化炭素排出ゼロと廃棄物ゼロを目指し、スポーツの未来を守る」をミッションに掲げる取り組みを行っています。
たとえば「Nine Flyknit」はプラスチックボトル6-7本を使用したアッパー。従来品よりも廃棄物を平均60%削減できるよう設計されています。その他、再生レザーを50%も使用した「Nike Flyleather」や2008年以降「Nike」の代名詞ともなっている「Nike Air」も空気をソールに入れることで素材削減になりサステナブルなアイテムとなっています。
「環境問題」という大きな課題に対してもPOPなイラストでカジュアルな印象を与えてくれるNikeのHP。気軽に楽しく参加できるのがまたいいですね。
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サプライチェーンの透明性
海外では、サプライチェーン(製品の原材料・部品の調達から販売にいたるまでの一連した流れ)の透明性向上も重要なテーマとなっています。
![パタゴニア](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0656/6812/0809/files/3_a0548a3d-2547-4e48-a862-a828ef5a34a9_600x600.jpg?v=1716474206)
特にパタゴニアはサプライチェーン全体の透明性を高めるために、HPにさまざまな情報を掲載しています。製品がどのように作られるかを詳細に説明し、消費者に対して情報を提供するだけでなく、生産者の生活を保障する取り組み、自社製品の回収→再生に取り組むなど、アパレル業界でもサステナビリティに特化しているブランドです。
「パタゴニアを着ている事がかっこいい」というブランドイメージもあり、アウトドアを愛する人達からも絶大な人気ですよね!
![ステラマッカートニー](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0656/6812/0809/files/4_98a14716-4d35-4cce-a507-e8f6c7a16909_600x600.jpg?v=1716474206)
ハイブランドのひとつ、ステラ マッカートニーは、サプライチェーンの持続可能性焦点を当て、動物の皮革を使用しない「ヴィーガンファッション」などを提案しています。これにより、動物福祉と環境保護の両立を目指しています。動物愛護と環境保護者を同時に推進することで、私たちに新しい価値観を提供しています。
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技術革新と新素材
技術革新と新素材の開発も進んでいます。
![アディダス](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0656/6812/0809/files/5_8bb0050c-cd8b-4f79-8bfe-7cc688a26420_600x600.jpg?v=1716474206)
アディダスは海洋プラスチックをリサイクルした「Parley Ocean Plastic」を使用した製品を展開しています。2015年には自然保護団体「Parley for the Oceans」とアディダスが協業し海洋プラスチックをリサイクルした素材のスニーカーを発売、現在までに3,000万足発売し、海洋プラスチック問題への対策として継続しています。
![](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0656/6812/0809/files/2_ea00f0a7-46b5-4880-a886-11de5b5a11be_600x600.png?v=1701745837)
Bolt Threadsは「マイロ」というキノコ由来の革代替素材を開発しました。この素材は、環境に優しく、従来の動物皮革に代わる持続可能な選択肢として注目されています。Bolt Threadsの技術革新は、ファッション業界における素材の多様性と持続可能性の向上を推進しています。
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■使用後は土に還る。環境にもやさしい和紙素材
OneLuckが使用している和紙素材は環境にもやさしいサステナブルな素材です。
環境にやさしい和紙素材のポイント
・原料のマニラ麻は生育スピードが早い
・オーガニック農園で栽培された原料を使用
・和紙素材を土に埋めると3-4カ月で土壌分解する
などの特徴があります。
生育スピードが早いというのは植物が排出するCO2量が減るという事。植物は光合成もしますが同じくらい呼吸もします。動物と同じようにCO2は排出するので、生育スピードが早いというのは、植物から排出されるCO2量も減少でき、脱炭素問題にも貢献できます。
またOneLuckが使用している和紙素材は土に埋めると3-4カ月で土壌分解する特徴があります。同じ天然素材のコットンでも一般的には2-3年かかると言われており、化学繊維ではマイクロプラスチックになりますが分解までは難しいと言われています。
使った後に自然に戻せるか否かもこれからの社会ではポイントになりますよね!
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いかがでしたでしょうか。
今回は”海外におけるファッション業界のサステナブルな取り組み“についてご紹介しました。世界をマーケットにしている企業なだけに、サステナブルへの取り組みを大きく、その影響力もありますよね。同じ製品を選ぶにしてもこれからの未来に対して問題意識があるのか、サステナブルな取り組みをしているのか否かは大きな視点になってきますね!