おしゃれアイコンとして有名なダイアナ元妃(プレインセス・オブ・ウェールズ)。不慮の事故から20年以上経った今でも、その生き様やファッションに何度も注目が注がれていますよね。近日では映画も公開されるなど根強い人気のダイアナ元妃はファッションをこよなく愛したとしても有名です。
今回はおしゃれアイコンとしても有名なダイアナ元妃のファッションについてご紹介したいと思います。実はドレスやアクセサリーをリメイクしていたという意外な一面も。
36歳という若さでこの世を去ったダイアナ元妃。8歳で両親が離婚、チャールズ王太子は姉と付き合っていた過去も。
没後でも映画化されファッションや母親、女性としての生き方に注目が集まるダイアナ元妃とはどんな人生を過ごしてきた人なのでしょうか。
ダイアナ・フランセス 1961-1997年(享年36歳)
ダイアナ元妃はイギリスの名門貴族の三女(姉2人、弟1人)として誕生。しかし6歳の時に両親は別居、その2年後には離婚。父親に引き取られますが、1970年には寄宿学校に入学。
1977年に当時姉セーラと交際していたウェールズ公チャールズと初めて出会う。
その後、スイスにある花嫁学校に入学するもすぐに帰国し、ロンドンで1人暮らしを始める。
1979年に王室で開かれたパーティでチャールズ王太子と再会したのがきっかけで親しくなり1980(19歳)年に交際がスタート。
1981年結婚、1982年にウィリアム王太子、1984年にヘンリー王子を出産。結婚生活や子育て、公務についてチャールズ王太子との考え方に違いが生じるようになり、1992年に別居。1996年離婚が成立し、王妃の称号は無くなったが子どもの親権は両者が平等に持つことと莫大な慰謝料を獲得した。
公務の時間を埋めるように、エイズ問題、ハンセン病問題、地雷除去問題などの国際的慈善活動に積極的に取り組んだ。自分のドレスをオークションにかけ、その資金をエイズ・ガン患者に寄付した話は有名である。
プライベートでは二股をかけるなど、スキャンダルが絶えない中、1997年8月31日深夜、フランス・パリで運転手の飲酒が原因とされている交通事故で亡くなる。
36歳という若さでこの世を去ってしまったダイアナ元妃ですが、自分で人生を切り開いていく姿に国際的にも人気が高く、いまでも愛されている女性だと分かりますね。
独自の感性でいまでもおしゃれアイコンに輝くダイアナ元妃。
ファッションアイコンとしても有名なダイアナ元妃。そのファッションを特集した記事も多くあり、さまざまな一面が魅力的です。
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ドット柄&チェック柄
ドット柄を頻繁に着用していたダイアナ元妃元妃。上品でやさしい印象を与えるポルカドット柄は特にお気に入りだったようです。
日本を訪問されたさいにも白×赤のドット柄ドレスを着用し、日本国旗を連想させるような心遣いも見せてくれています。
またイギリスを代表する柄であるチェックは、ダイアナ元妃をはじめロイヤルファミリーが愛してやまないモチーフ。タータンチェックやガンクラブチェック、ギンガムチェックなど、さまざまなチェック柄を着用していました。
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ブレザー
フォーマルな公務からカジュアルな外出まで、シンプルでシックなブレザーを華麗に着こなしていたダイアナ元妃。ブレザーの胸元からは大好きなドット柄のシャツを合わせてカジュアル風に、またタイトスカートだけでなく柄物のワンピースやパンツスタイルにまでと、シーンに合わせてブレザーを着こなしていました。
ダイアナ元妃のファッションは世界中の女性たちに影響を与え、キャサリン妃やメーガン妃にもその着こなしやアイテムが受け継がれています。
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単色でのコーディネート
洋服から小物まで同じカラーで統一する事もあったダイアナ元妃。ピンクや淡い紫、ブルーを全身にまとったコーディネートがよく見られます。
ブレザーもインナーに着ている洋服もドット柄というのは見事ですが、全身同じカラーで統一できるのはさすがですね。
洋服の色に合わせてアイシャドーも決めていたというこだわりもあったそうです。
またマリー・クヮントのファッションデザイナーであるエルカ・フンデルマルクはダイアナ元妃が一般女性ならず王室に与えたファッションへの影響力も大きいと言っています。
ダイアナ元妃が登場するまで王室の女性はいつもきまった洋服しか着ていなかったし、大きな帽子と白い手袋をつけていた。しかしダイアナ元妃の影響を受けてオシャレを楽しむようになったし派手で大胆な色の組み合わせも着るようになった。あのエリザベス女王でさえ白の手袋から、洋服に合わせて手袋の色をたのしむようになった、と紹介しています。
ドレスやジュエリーをリメイク。ファッションセンスが高いからこそ出来る技。
大柄やドット、鮮やかな色使いを見事に着こなしていたダイアナ元妃。
じつはお気に入りのドレスやワンピースを上手く着回したり、リメイクして着用していたことでも有名です。モノを大切にしつつファッションを楽しむ天才ですね。
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ドレスのペプラム部分をカットしてリメイク。
ピンクのパフスリーブが印象的なイブニングドレス。1回目の着用時にはショートスリーブだったドレスも、2回目の登場した際にはロングスリーブに変身。またペプラム部分をカットしたリメイクになったので、同じ柄のイブニングドレスですが、違うドレスに見えるほどリメイク上手ですね。
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サファイアのブローチをネックレスに。
サファイアはダイアナ元妃を象徴するジュエリー。青い瞳にブルーのサファイアが良く似合っていて、ダイアナ元妃自身もよく身に着けていたアイテムです。
晩餐会ではサファイアのブローチをピンとして使用していますが、4年後にはパールのネックレスにセットしてステートメントジュエリーに変身させています。
また同じくサファイアが装飾されたヘアバンド。これはもともと時計についていたものだとか。別の日には首に着けチョーカーとしても愛用。イヤリングとのセットアップもステキですね。
いかがでしたか。
どのスタイリングをいま見てもファッションのお手本になりますし、王室でこの大体な色合いや柄、デザインを着ていたと思うと、ダイアナ元妃のファッションへの愛とそれを貫く強い精神力が分かりますね!
参考URL
・Wikipedia
・ELLE
https://www.elle.com/jp/fashion/celebstyle/g37567972/princessdiana-blazer-style-210913-hns/
https://www.elle.com/jp/fashion/celebstyle/g32795451/princess-diana-recycled-outfits20-0609/
・BAZAAR