【2024年トレンドカラー】今年のトレンドカラーは“ピーチファズ”と“ハロー！ブルー”

2024年1月10日

今年もトレンドカラーが各社・協会から発表され、春夏コレクションにも登場し注目を集めています。2024年トレンドカラーとして発表されたのは“ピーチファズ”と“ハロー！ブルー”。

共に明るく爽やかなカラーですが、それぞれに込められた意味などご存じでしょうか。

今回は年の始まりに押さえておきたい今年のトレンドカラーについてご紹介したいと思います。洋服や小物などあらゆるシーンに登場するカラーなので、ぜひチェックしてみてくださいね！

※2023年のトレンドカラーについてはコチラから

■パントーン社から発表された柔らかく温かい“ピーチファズ”

明るく、柔らかなイメージのあるピーチファズ。

アメリカに本社を構えるパントーン社が毎年発表しているその年のトレンドカラーですが、2024年を象徴するカラーとして選出したのは“ピーチファズ”。

このピーチファズに込めた想いは「人と人とのつながり」だとVOGUEのページにも掲載されています。

以下、公開されている内容です。

2024年の色を選ぶにあたり、充実した人生を送るために不可欠なのは、人生を楽しむための健康、スタミナ、そして強さを持つことであることを再確認しました。生産性や成果がしばしば強調される世の中においては、内なるものを育むこと、そして休息をとり、クリエイティビティを発揮し、人と人とのつながりを感じる瞬間を見つけることも大切なのです。カラー・オブ・ザ・イヤーは、私たちの願望、愛する人たちのそばにいたいと願う気持ち、自分らしさを解放することで得られる喜びを表す色でなければならなかったのです。静かなひとときを純粋に噛み締めるために必要な色であると同時に、温かみがあり、心地の良い一色でないといけませんでした。思いやりと共感のメッセージを伝える色、人やモノを育てる色、人々をひとつにし、触覚に訴えかける温もりを感じる色である必要があったのです

2023年のトレンドカラーは力強い“ビバマゼンダ”だったのに対し、今年のカラーや柔らかく温かみがありどこか懐かしい印象も与える“ピーチファズ”。

コスパ、タイパなど短時間で成果が求められる社会に対し、休息の必要性や人とのつながりを大切にしていこうという平和を望む希望も含まれたカラーなのかもしれませんね。

■日本流行色協会から発表された爽やかで涼しげな“ハロー！ブルー”

一般社団法人日本流行色協会(JAFCA)も2024年のトレンドカラーを発表し、2024年の注目カラーとしたのは“ハロー！ブルー”。

爽やかですっきりとしたカラーのハロー！ブルーは、カラーの名前にも入っているように「ハロー！」と笑顔になるカラーです。

JAFCAのHPにもハロー！ブルーを選定した理由について公開されていますので、ご紹介したいと思います。

混迷を極めた数年を経て、ようやく日常が戻ってきました。期待と不安を胸に、次の時代へむかって歩き出した感覚をしっかりと感じます。思うように動けず不安に押しつぶされそうなときには、包み込まれるような癒しの色や、失われたエネルギーを補給してくれるような暖色系の色が求められていましたが、動き出した私たちには先行きを見定める冷静さを与えてくれるような色が必要なのではないでしょうか。時代の混沌や世の中の不平不満を浄化し、未来を明るく照らし前向きにしてくれる色。すっきりとした空気を運んできてくれるような、クリーンでさわやかなブルーを2024年の色―メッセージカラーとして選びました。「ハロー！」と新しい時代を笑顔で歓迎するような、明るく優しいブルーです。

ブルーは水に恵まれた地球の色であり、また、平和のイメージもあると言われています。地球環境問題や紛争問題にも、一人ひとりが知識と知性を身に着け、冷静に判断をして困難を乗り越えていけるようにと願っています。

2023年は日常が戻ってきた年でしたよね。旅行や食事など今まで会えなかった人たちとの久しぶりの再会を喜び合ったり、学校行事やイベントなども再開されましたね。

2024年は明るく前向きに進んでいけるように、すっきりとした爽やかで明るく優しいハロー！ブルーが選ばれたと言います。またJAFCAも世界平和を願う言葉が掲げられているように、ともに未来を創っていこうというメッセージが含まれていますね。