ニットとセーターの違いとは。編み目や編み方5選についてご紹介。

ニットとセーターの違いとは。編み目や編み方5選についてご紹介。

12月に入り寒さが一段と厳しくなると、出番になるのがニットですよね!「ニット」と言っても編み方や柄のかけ合わせによって種類はさまざまで、編み方の名前なのか柄の名前なのか混同されている人もいるのでは?

 

今回はそんなニットについて深堀です。大前提となる「ニットの編み目」、代表的な編み方5選についてご紹介したいと思います。

 

ニット 女性

 

ニットとセーターは同じもの?黄門さまが愛用していたとい話も。

ニットとセーター、似ているものですが、その違いについてご存じでしょうか。

ニットとは1本の糸から編み込まれた素材をさし、セーターとはニット素材で作られたトップスを表します。つまり、ニットは生地の素材、セーターはニットで作られた洋服ということになり、コットンとTシャツほど違いがあります。

 

 

そもそもニットはヨーロッパが発祥と言われ、その起源は45世紀にさかのぼるとも言われています。1800年代の産業革命が起こるまでは手編みが支流とされていました。そして日本にニット文化が入ってきたのは1600年前後の江戸時代と言われています。

 

ポルトガル人やスペイン人が作ったとされる手袋や靴下が日本に入ってきた最初のニットと言われていますが、現存する最古のニットは、水戸藩主の徳川(水戸)光國(あの黄門さまです!)が着用していたシルクやコットンで作られた靴下と言われています。

 

最先端の物を取入れていたとは、黄門さまはファッションリーダーだったのかもしれませんね()

 

 

毛糸

 

まずはニットの基本、編み目の違いを知ろう。

ニットは、編み目の粗さにより「ローゲージ」と「ハイゲージ」の2つに大きく分類されます。

 

そもそもゲージとは編み機の針の密度を表す単位で、1インチ(2.54)の間に編み針が何本あるかを表しています。ゲージ数の大小でローゲージとハイゲージに分かれているという事になりますので、それぞれの特徴についてみていきましょう

 

  • ローゲージ

ローゲージニット

ローゲージニットとも言われる編み目で、編み数が少ない編み方です。

太めの糸でざっくりと編み込み、粗く厚みのある生地感に仕上がります。

 

厚みのあるデコボコとした見た目は温かく見えることから、秋冬のニット地としてもよく使用されています。

 

ゆったりとした雰囲気でカジュアルな服装に合わせやすくふんわりと柔らかい印象になります。ざっくりとした編み目になるので風を通しやすい、洗濯時には型崩れを起こしやすいというデメリットはありますが、冬らしさを代表する編み目です。

 

  • ハイゲージ

ハイゲージニット

ハイゲージニットとも言われる編み目で、ローゲージとは反対に編み数が多く密になった編み方です。細めの糸で密に編み上げるので、上品な印象の薄い生地に仕上がります。

 

細かい糸で密に編みこまれたハイゲージは肌触りも滑らかでスマートな印象にしあがるため、ビジネスシーンでも愛用されることが多いです。キレイめスタイルにも合い、薄手のニットになるため、春先や夏場のカーディガンにも使用されています。

 

薄手ですが風を通しにくく、型崩れも起こしにくいことから比較的お手入れがしやすいです。

 

※ローゲージとハイゲージの中間として「ミドルゲージ」という編み目もあります。

 

 

知っておきたい代表的な編み方5選をご紹介。

 

ニットには編み目の他にも「編み方」や「柄」の種類により大きな違いが出てきます。

編み方もたくさんありますが、ここではよく見る代表的な編み方を5つご紹介したいと思います。

 

  • ケーブル編み

ケーブル編み フィッシャーマンズ

ケーブル編みは縄(なわ)編みとも言われ、見ための通り縄を連想させる定番の編み方です。

 

デコボコとした立体的に表現された編み方はカジュアルな印象が強く、親しみやすい編み方でもあります。

 

「フィッシャーマンズセーター」はイギリスの伝統的なケーブル編みの一つです。その名の通り、海に囲まれた島の漁師たちが着用していたことから誕生し、漁師たちが過酷な荒波の中でも寒さから守れるようにと恋人や家族が編み始めたのがルーツだと言われています。

 

フィッシャーマンズセーターには柄についてもそれぞれ意味があるそうで、ケーブル()柄は漁師たちが使う縄を表し、命綱や大量や安全祈願を意味すると言われています。

 

無事の帰還を願う家族や恋人たちの想いがこもったものなんですね。

 

 

  • リブ編み

リブ編み

リブ編み(あぜ編み)ストライプのような縦ラインがデコボコに入った編み方です。

 

縦ラインのデコボコはスッキリとしたシルエットに見えるため、他のニットよりも上品な印象に仕上がりビジネスシーンでも使用されることが多いです。

 

また伸縮性にすぐれているので身体にフィットしやすく、風も通しにくいというメリットがあります。ニット全体の編み方としてだけれはなく、袖口や裾、首元なのにも広く使用されています。

 

 

  • 天竺編み

天竺あみ

天竺(てんじく)編みは表側からみると縦ラインの筋が入って見えますが、リブ編みほどデコボコしていないのが特徴です。ニットの編み方の中でもクセがなく基本的な編み方のため、Tシャツやスウェットなどさまざまなアイテムとして着用されています。

 

縦方向への伸縮性がよく身体にフィットするので、愛用されている方も多いです。

 

肌にやさしいワンラックのTシャツも同じく天竺編みを採用しています。肌への摩擦ストレスを少しでも和らげるため、縫い目をオモテに出し、首裏のネームも外した和紙素材のTシャツです。

 

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  • ワッフル編み

ワッフル編み

ワッフル編みはまさにスイーツのワッフルのように凸凹とした四角い編み目が特徴の編み方。

 

凸凹の厚みがでるので伸縮性や保温性も高く、ラフでカジュアルな印象に仕上がります。

 

 

  • シャギー編み

シャギー編み

シャギーとは毛足を細かく削ぐという意味で、ニットの毛先を起毛加工したような仕上がりになるのが特徴です。

フワフワとして柔らかい手触りになり、フェミニンな印象に仕上がります。モヘアニットとよく似ていますが、シャギーの方がより動物質の質感でモヘアよりも毛足が長いです。

 

ペールトーンのようなやさしい色味ではより可愛らしく仕上がるように、糸の色によって印象がかなり変わるのも特徴です。

 

 

 

いかがでしたでしょうか。

上記の他にも編み方には「ループ編み」や「プードル編み」などあり、その他に「ノルディック」「フェアアイル」などの柄、「ウール」「カシミア」などの素材、によってもさまざまに分けることができるニットの世界は面白いですね。

 

是非、参考にしてみてくださいね。

 

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