春は卒業や歓送迎会のシーズンに、花束をもらうことが多い季節です。せっかく頂いたお花ですから、できれば長持ちさせて楽しみたいですよね。
今回はいただいた花束やフラワーアレンジメントが長持ちする方法についてご紹介したいと思います。
■お花を長持ちさせるには何よりも○○が大事!
いただいた花束を長く楽しむのに大事なこと、それはお水を清潔な状態に保つことです。
当たり前のように聞こえますが、お花はお水から栄養を取っています。花束やフラワーアレンジメントのお花たちは切り花になっているので、茎からお水をくみ上げ、栄養を取っています。
私達人間も野菜やお肉など食事にとるものはなるべく新鮮なものの方が栄養価も高く、安心で健康的な状態でいられますよね!それはお花も同じです。
栄養を取るためのお水が新鮮でないと水中に雑菌が発生したり、濁ってきてお水自体の水質が悪くなってしまいます。
できれば新鮮なお水を毎日替えてあげるのがお花の持ちを長くするコツです。
またお花は葉っぱやお花、茎から水蒸気を出しているのはご存じでしたでしょうか。これは植物自体が行っている行動で蒸散(じょうさん)と呼ばれている行動です。人間で例えるならば汗のような役割があり、植物は蒸散を行うことで葉の温度が上がり過ぎないように調節していると言われています。
蒸散が上手くできるように、新鮮なお水を与えてあげることが大事なのが分かりますね!
■お花を長持ちさせる手順
では花束を長持ちさせる手順をご紹介します。
1、ラッピングを外す
キレイにラッピングがされた花束をばらすのは少し惜しい気もしますが、包装紙によって蒸されてしまう可能性があり、上手く蒸散ができなくなる場合があるため、お花のためにも包装紙やリボンは外して花瓶に入れ替えてあげましょう。
できればお花同士を束ねているゴムも外してあげましょう。外すと花束が崩れ見栄えが変わってしまいますが、茎を締め付けて傷つける恐れがありますので出来れば外して花瓶に移しましょう。
2、花瓶を用意する
花束に合うサイズの花瓶を用意しましょう。花瓶は必ず乾燥した状態のものを選び、水分が付いている場合は拭き取り、きれいな状態の物を使用しましょう。そして花瓶にはたっぷりの清潔なお水を注ぎます。花瓶の7-8割程度お水を入れてあげるのがよいでしょう。理由としては水切り(後程説明)をした花は吸水率が高く、たくさんのお水を吸いこみます。
3、お花は水切りをしてから花瓶にうつす
お花を花瓶にうつす前に、茎部分のお手入れをしてあげるとグンと長持ちすると言われています。それが水切りです。
たっぷりのお水を張った容器の中に茎を入れ、水の中で茎の先端を斜めに切ります。斜めに切る理由は表面積を広くするためです。まっすぐ茎に対して垂直に切るよりも、斜めに切った方が表面積も大きくなり、それだけお水を吸いやすくなります。
4、余分な葉っぱやつぼみは切ってから花瓶にうつす
茎を切ったら、花瓶の水に触れる葉っぱやつぼみも切り剪定しましょう。葉っぱや茎などが長時間水に触れていると、お水が腐りやすいです。お花を長持ちさせるには、花瓶のお水を清潔に保つのが何より大事と言われていますので、余分な葉っぱやつぼみは切りましょう。
剪定ばさみって何が違うの?
植物を切るはさみは剪定ばさみ/園芸ばさみ/花はさみ等と呼ばれ持ち手が大きく刃部分は小さいはさみが主流です。剪定ばさみは通常の紙を切るはさみと「刃」の厚さが異なります。紙を切るはさみは刃の厚さがあり、紙切りはさみで茎を切ると茎の中の導管がつぶれお水の吸い上げが悪くなります。剪定ばさみはスパっと切れ味が良くなるように刃が薄く作られているのです。
5、お水を毎日交換する
冒頭にもお話させていただいた通り、お水を清潔な状態に保つことがお花を長持ちさせるには何より大事とお伝えしました。ですので出来れば花瓶のお水は毎日替えてあげましょう。
フラワーアレンジメントの場合にも毎日お水を注いであげましょう。オアシスと呼ばれる固いスポンジにお花が生けられているので、オアシスにお水を吸水させるようにします。オアシスは一度乾燥するとお水を吸水しなくなるという特徴があるので、乾燥させないようにするのもポイントです。
またお花自体に直接お水がかかると、お花が弱ってしまうのでオアシスにお水を足す場合にはお花に触れないようにジョウロなどを使用し、お花の間から注水しましょう。
■お花を長持ちさせるには10円玉、漂白剤、切り花延命剤などが有効
お花を長持ちさせるためにはお水の中に10円玉や漂白剤などをいれるのも効果的と言われています。
10円玉:10円玉に含まれる微量の銅イオンがカビや細菌の繁殖や増殖を抑えてくれる効果があると言われています。しかし10円玉にふくまれる銅イオンの量は非常に少ないのであまり効果が継続するとも言えず、逆に長時間水の中に入れることで硬貨が腐食しお水が汚れてしまう可能性も。
漂白剤:ハイターなどの漂白剤も細菌の繁殖を抑えてくれる効果が期待できると言われています。漂白剤はとても強力なので、お水300mlに対して1滴たらす程度でOKです。またお酢でも代用が効き、お水200mlに対してお酢小さじ1杯程度で十分です。
切り花延命剤:花束と一緒に小さな袋がくっついている場合がありますよね。お花屋さんやホームセンターなどで販売されている切り花延命剤には、細菌を防ぐ効果や栄養分を含む薬剤が入っているため、効率的にお花の長持ちさせてくれます。袋に記載された濃度に薄めて使用しましょう。
10円玉、漂白剤、切り花延命剤など花を長持ちさせる方法は色々ありますが、大事なのはお水を清潔に保つことです。少し手間はかかるかもしれませんが、毎日こまめにお水を交換させてあげて、お花の香りや華やかさを長く楽しみたいですね!
■お花のプレゼントと一緒にワンラックのタオルもオススメ
花束やフラワーアレンジメントのお花は、年代や性別を問わずもらって嬉しい贈りものです。タオルも毎日つかう日用品なので、どなたにあげても喜ばれる贈りものです。
さらにタオルは糸と糸を織り合わせて作られるものなので、人のご縁をのつなぎ合わせという意味でも縁起物として重宝されています。結婚式のお返しなどでもよく選ばれているのも理由の一つです。
ワンラックのタオルは和紙×コットンで出来た100%天然素材の肌にやさしいタオルです。タオルは吸水力が求められるアイテムですが、ワンラックの和紙素材はコットンよりも吸水力が高く、静菌性(細菌の発生や増殖を抑える)が高いのもタオルとして嬉しいポイント。
さらにワンラックが使用している和紙素材は土に埋めると3-4ヵ月で土壌分解する環境にやさしい素材です。同じ天然素材であるコットンでも2-3年、化学繊維の場合ではマイクロプラスチックになりますが完全に分解させるのは難しいと言われています。
環境問題としてゴミの処理が問題になっている今、自然に早く還る和紙素材は注目の素材でもあり、環境にやさしいサステナブルなアイテムです。
カラーも6色、サイズもバスタオル/フェイスタオル/ゲストタオル(フェイスタオルの半分)の3サイズ展開しているので、贈る方に合わせてお選びいただけます。
※自分ではなかなか購入しないからこそもらって嬉しいバスタオルはこちらから
*フェイスタオル3枚セットはブルー系とピンク系がございます。
お世話になった方や、引越祝いにお花と一緒に想いも形も残る贈りものもいいですね!
参考URL
・青山花茂
https://www.aoyamahanamohonten.jp/blog/2020/07/28/keep-flowers-fresh/