高級ブランドとして名高いシャネル。バックを始め香水やファッションまで長年に渡り愛され続けているブランドです。
そんなシャネルの創設者:ココシャネルことガブリエル・ボヌール・シャネル(Gabrielle Bonheur Chanel)はデザイナーとしてだけではなく、実業家としても数多くの名言を残した人物の一人です。
今回は、20世紀を代表するファッションアイコン、“ココ・シャネル”に焦点を当て、彼女の勇気ある生い立ちからファッション界での成功、名言までをお伝えします。
■11歳で母を亡くし厳格な修道院へ預けられる
ココ シャネルこと本名ガブリエル・ボヌール・シャネルは1883年フランスの貧しい家庭で生まれました。若干11歳で母を亡くし、父は彼女を孤児院に預けられ、彼女は修道女として育てられます。厳格な修道院での生活でしたが、そこで身に着けた裁縫の技術がのちに彼女をファッションの道へと導くことになります。18歳で修道院を出て独立、しばらくはキャバレーなどで歌手として生計をたてていましたが軌道にのらず、実業家の恋人と出会い人生が大きく変化していきます。
■帽子職人から始まったファッションへの道
実業家と出会い貴族の暮らしや生活ぶりを見てきたシャネル。婦人たちの帽子を作製したところ評判を得ます。その後、実業家の出資のもとココ シャネルは帽子店を開業し、ファッションの世界に足を踏み入れました。彼女は自身の洞察力と独自のセンスを駆使し、帽子デザイナーとして成功を収めました。その後、彼女は衣料品デザイナーとしてのキャリアを築き、特にシンプルでエレガントなスタイルが注目を集めました。
■代表作「Chanel No. 5」
ココ シャネルの代表作といえば、「Chanel No. 5」です。1921年に発売されたこの香水は、彼女のファッション帝国をさらに隆盛させました。当時の恋人から着想を得たと言われているシンプルなボトルデザインと贅沢な香りは、女性たちに自信と魅力を与え、永遠の名作として今日でも愛され続けていますよね。
100年以上の歴史を持つ香水がいまでも愛され続けているとは、本当に驚きです。
その他、「2.55」と名付けられたチェーンベルトが付いたバックや、ブラックドレスなど当時の女性ファッションとは違う斬新なデザインを打ち出し、世の中の女性たちへ自信と勇気を与え続けました。
■勇気を与える名言
実業家としても多くの功績を残しているココ シャネルは数多くの名言を残しています。その中でも女性に勇気と元気を与えるものを3つご紹介します。
- "成功は一晩にして生まれるものではない。それは無限の努力、意志、決意、そして愛情を必要とする"
この名言は、成功には継続的な努力と情熱が必要であることを示し、女性に夢を追求する勇気を与えます。
- "最も美しいメイクは自信"
自信が美しさの秘訣であるというこの言葉は、女性に自己受容と自己信頼を鼓舞します。ファッションは外見を飾る手段であり、内面からの自信がそれを輝かせます。
- "人生にはスタイルが必要だ。それはすべてを表現し、すべてを変える"
この名言は、スタイルや個性が人生において重要な役割を果たすことを強調し、女性に自己表現と自己実現の勇気を与えます。
いかがでしたでしょうか。
厳しい修道院での生活、歌手という夢など決して順風満帆な人生ではなかった彼女ですが、多くの名言を残してくれています。自分を信じること、続ける努力などいつの時代でも背中を押してくれるココ シャネルの生き方はこれからも私たちに大きな勇気を与えてくれるでしょう。